リリース直後に大ヒットとなったアドベンチャーゲーム「都市伝説解体センター」をクリアしました!評判通りの傑作だったので紹介します。
どんなゲーム?
都市伝説を彷彿とさせる怪奇事件の謎を追うミステリーアドベンチャーゲームです。美しいアニメ調のピクセルアートとダイナミックな演出でぐいぐいと引き込まれます。
コマンド選択はミスしてもペナルティがなく、あくまでストーリーの深掘りと考察のためにあるインターフェースという印象。誰でも必ず先に進められる親切設計でした。
全6話のストーリーで徐々にセントラルクエスチョンに迫っていく内容。後述しますが、とにかく素晴らしいの一言です!
ドキドキするようなホラー表現がアクセントとなって没入感が高まります。ファミコン探偵倶楽部やパラノマサイトが好きならこれも絶対好きなはず。
ドラマのようなタイミングで流れる主題歌が上質なゲーム体験をさらに後押しします。どこを切り取ってもオシャレすぎてスクリーンショットを撮りまくりです。
システムはマンネリ
ゲームシステムはまずコマンドのしらみつぶしを行い、ところどころで選択問題や穴埋め問題が出されるので、それに正解すると先に進めるスタイル。
このシステムは「和階堂真の事件簿」という前身があります。謎解きとしては真っ当なのかもしれませんが、なんだか読解力テストをやらされている気分になります。
本作も序盤こそ派手な演出のおかげで夢中でプレイできましたが、3話ぐらいになるとマンネリを感じてしまいました。
「SNS検索」や「過去の痕跡が見えるメガネ」といった工夫が凝らされているので退屈はしませんが、謎解きにバリエーションが欲しかったです。
ストーリーがすごい!
本作は公開されてすぐにSNSなどで絶賛されており、自分もそれがきっかけで購入しましたが、上記のとおりイマイチのめり込めずにいたんです。ところがですよ!
5話ぐらいからものすごい展開になって、
クライマックスには絶賛する側の人間になってました。
少々の不満など吹き飛ばすほどの強烈なストーリー。予想外の結末に体がカーッと熱くなりました!やはりアドベンチャーゲームはストーリーだと痛感しました。
これはアニメ化待ったなしでは?でもバトル要素がないと海外受けが良くないか。あるとしたら実写ドラマかな。でも実写化ってだいたい失敗するよね。やっぱりゲームが一番良かったのかもと、勝手な妄想を一巡するほど好きな作品になりました。
シリーズ化が難しそうな結末だったけれど、このストーリーを考えられる方々ならきっと何かを企んでくれるはず。がんばってください。(残酷)
買うべし!やるべし!
ネタバレはしたくありません。一人でも多くの人にプレイしてもらいたいです。
プレイ時間は約10〜15時間。ビジュアルも演出も素晴らしく、お値段以上の満足感を得られると思います。アクション要素はなく、ゲームが苦手な方でも楽しめます。気になった方はぜひ!