総製作費2万円のアフリカ映画を観てきました

映画

ワカリウッドと称される超低予算のアフリカ映画が期間限定で劇場公開されていたので観てきました。独特な合いの手が随所に入ったユニークな映画でした。

予告編はこちら

この映像をみて気になった方はぜひ映画館へ。本編には日本のファンに向けたコメントも入っています。今回のために追加されたものならうれしいですね。

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ワカリウッドとは

ウガンダのスラム街、ワカリガで映画を撮るアイザック・ナブワナ・ゴドフリー・ジオフリーさんがハリウッドやボリウッドに倣って名づけたカテゴリーです。

ワカリウッド映画は、すべて200ドル(約2万1000円)程度の予算で制作されているのが特徴。低予算映画として話題になった日本の「カメラを止めるな!」でもおよそ250万~300万円の予算がかかっていることを考えると、物価の違いを加味してもワカリウッドはかなりの低予算で映画を作り続けていることがわかります。

gigazine.net

合いの手がたくさん入る

予告編で随所に入るナレーション、じつは本編にそのまま入っているものです。冒頭からずっとこの調子なので、いつ本編が始まるのかと思っていたらとっくに始まっていました。ボディビルの掛け声のように頻繁に合いの手が入ります。

かかと落としを繰り出そうとするちびっ子のシーンでは「ヴァンダム!ヴァンダメージ!ウガンダンダメージ!」とおかしなダジャレを言うので思わず吹き出してしまいました。

ときには次の展開をちょっと早めにしゃべっちゃうことも。作ったものを楽しんでもらいたくて、つい気持ちが高まってしまう感じがすごく伝わってきました。

そして驚いたのはスタッフロールで表示される故人の多さ。その中には若い人も含まれていました。スラムの過酷さを痛感しました。

低予算は言い訳にならない

ワカリウッドは世界中で楽しまれていますし、国内でも「カメラを止めるな!」が大絶賛されたように、やはり面白さと予算は無関係ですね。

今ではスマホひとつで撮影もできますし、ネットで公開できますし、予算回収の手段も増えています。作ったものを映画と言ってしまえば誰でも映画監督になれる時代なんだと、ワカリウッドが思い出させてくれました。自分もいつか映画監督になりたいです。

エクストリーム!アフリカン・ムービーフェスティバル(公式サイト)

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