80’sのSFにどっぷり浸れる!伝説の「フラッシュバック」クリア

ゲーム

伝説の名作「フラッシュバック」のSwitch版に挑戦しました。難しかったけれど雰囲気が好みだったので頑張れました。

Flashbackはこんなゲーム

1992年にオリジナル版が発売されてから累計220万本の売り上げを記録したゲーム。ジャンルはアクションアドベンチャーです。

独特なプレイスタイルと80年代のSF黄金期を彷彿とさせる世界観で現在でもカルト的人気を博しているとかいないとか。

開発者のポール・キュイセさんはブレードランナーやトータルリコールに触発されたとおっしゃっていますが、自分はあのジョン・カーペンターさんが監督をつとめた映画「ゼイリブ」の主人公を思い浮かべながらプレイしていました。

この雰囲気と主人公の服装をみて「好きなやつかも」と思ったら迷わず買いです。ときどき流れるBGMやジングルもあの頃のやつ!って感じで最高ですよ。

シーンが変わるときにストーリーが挟まります。ポリゴンテイストがそそります。

遊びやすい、とは言えない

Switch版はアレンジが加わっており、チュートリアルや巻き戻し機能によって難易度はオリジナルに比べて下がっています。

操作には非常にクセがあります。ロトスコープ(実写映像をもとにしたアニメーション制作技法)によって作られた主人公の滑らかな動きは、プレイヤーの意図よりも余計にモーションするため、それを見越して操作しなければいけません。

主人公がサムスだったら、ロックマンだったら何度も思いましたが、そうした甘えを乗り越えた先に楽しさが待っています

実際はアクションパズル

一見アクションゲームに見えますが、様々なギミックが待ち構えており、謎解きの側面が強いです。主人公の移動座標にもルールがあり、力技では突破できません。いわば考えながら進んでいくメトロイドヴァニアです。

では終始じっくり遊べるのかというとそうでもありません。

主人公の緩慢な動きに対して嘘のように機敏な敵が出てくるため、難易度をイージーにしたことを疑いたくなるぐらい難しいアクションを強いられることもあります。巻き戻し機能によってすぐにリトライできるので救われましたが。

クリアした今は、このスリルがあったからこそ最後まで夢中でプレイできたと感じています。緩急がうまいんですよね。

フラッシュバック(Nintendo Switch)

面白いと思ったシーン

以下はネタバレを含みますのでこれからプレイされる方は読まないでください。

途中でお金が足りなくなる場面があり、職安で仕事を請負います。といっても仕事の内容はどれもユニークでやりがいのあるものばかり。グルーヴ地獄Vのバイトとは違います。

途中でTV番組のサバイバルゲームにも参加することになります。こうした80’s SFに不可欠なディストピア感もしっかり踏襲されています。

勝ち残るとトランプさんみたいな人に賞品を受け取ります。そういえばバック・トゥ・ザ・フューチャー2のビフもトランプさんがモデルでしたね。ちなみにこのシーンの主人公が急にブサイクなのでひとしきり笑いました。

ものすごいイケメンなときもあれば、

誰?みたいなときもあって、このラフさもひっくるめて好きだなあと思いました。日本人は作画崩壊にうるさすぎるんですよ。主語が大きすぎましたごめんなさい。

最後はお決まり、惑星のコアに爆弾を投下して異星人を壊滅させます。そうこなくちゃ。

しかし脱出後、地球に戻る術を失った主人公は長い冷凍睡眠に入ります。今も宇宙のどこかに彼は漂っているのかもしれない、というオチ。100点満点ですね。

1989年のプリンス・オブ・ペルシャから始まったといわれるこのゲームシステムは今でも十分通用する魅力があります。興味を持たれた方はぜひ遊んでみてください。

フラッシュバック(Nintendo Switch)

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