レディ・プレイヤー1を観て理想のVRを考えた

レディ・プレイヤー1を観て理想のVRを考えた

映画「レディ・プレイヤー1」を観てきました。原作ほどではありませんでしたが、ここまで日本びいきなハリウッド映画はなかなか無いのでそれだけでも観る価値はあります。

どんな話?

オアシスという仮想世界がインフラとなっている2045年。オアシス創始者の死後、彼の残した莫大な資産と後継者としての権利を巡って、主人公たちと悪い組織が争うお話です。

原作とのちがい

マイナーなキャラクターやゲームは別のものに置き換えられたり省かれています。また、オアシスの広大さやひとつの謎を解くまでの時間もかなり端折られています。

とはいえ、ロード・オブ・ザ・リングのように3部作にしてもよいほどの長編を140分の娯楽大作に仕上げてしまうんですから、すごいとしか言いようがありません。(そもそも3部作に耐えられるほどのテーマではありませんが。)興味を持った方は原作もぜひお読みください。

原作を読んだ感想はこちら

個人的なハイライト

日本向けのプロモーションとしてガンダムやメカゴジラが大きく扱われていますが、それらのモーションには違和感があったのに対して、金田バイクへのリスペクトはすごかったです。テールランプの軌跡やアニメと同じアングルを見せてくれたので一気に引き込まれました。

あとはなんといっても、あの映画の中に入ってしまうシーンがすごく楽しかったです!このクオリティで怖い映画を笑いに変えてくれるなんて本当に大サービスです。

リアルとのギャップが弱い

原作のオアシスはゲームオタクがヒーローになれる夢の世界ですが、映画の主人公たちは美男美女すぎて仮想とのギャップがなかったのが残念でした。興行ですから仕方ありませんが。

また、2045年は貧富の差が拡大していて生活難の人々がプレハブのようなところで住んでいるのですが、現実逃避としての役割も担っているオアシスが意外と殺伐としていて八方塞がりな印象を受けました。

VRに望むもの

VRは非現実を現実のごとく体感できるとあって、最初のうちはドラゴンに乗ったり、宇宙人と戦争したり、エマ・ストーンとデートしたりすると思うのですが、おそらくそのテンションは長く続きません。現実よりちょっと良いぐらいが理想的なんじゃないかなと思うんです。自分だったら

ハイジの家のようなところに住んで、

ルパンのフィアットを乗りまわして、

もぐたんをペットにしたいなと思っています。のび太の家やBTTFのホバーボードやパトラッシュも捨てがたいのですが、せいぜいそのぐらいで落ち着くことでしょう。

オアシスはもともとゲーム好きのオタクが作ったこともあってガチゲーな世界観ですが、全世界のインフラとなるものは思ったよりも現実的で、現実よりは穏やかで美しい、そんな世界になるといいなと思っています。まあジブリなんですけど。