ビレバンで衝動買いした「OLD GAMERS HISTORY」でRPGの歴史を勉強しました。当時のゲームはやっぱり可愛いですね。おっさんが集まって試行錯誤しながら作っていたと思うと、どれもこれも愛おしいです。面白かったエピソードとしては
ウルティマの原型となったAKALABETHは、高校生だったリチャード(ウルティマの作者)がソフトをPCショップに持ち込んで販売を開始する際に、母親の描いた絵をパッケージにしてジップロックに入れて売っていたとか、
豪華スタッフで制作されたサンサーラ・ナーガでは、脚本家に名を連ねていた押井守さんの「人間はそんな短期間で強くなれない」という考えに基づいて主人公はどれだけ戦闘をこなしても強くならないとか、
他にもたくさんありますが、そういった数々の創意工夫を「どういう思いで作っていたのかなあ」と想像するのが好きです。日本史も世界史もからっきしですが、こういう歴史なら大歓迎です。
PC、ファミコン、ゲームボーイ、アーケード、スーパーファミコン、はてまたゲームブックに至るまで、歴史に影響を及ぼした作品が広く浅くまとめられた本です。興味のある方はぜひどうぞ。