マリー・アントワネット

映画

現在公開中の映画「マリー・アントワネット」を観てきました。ソフィア・コッポラ監督らしい美しい映像と大胆な選曲で、歴史物語を楽しむことができました。 ゴージャスな宮廷、華やかな衣装やスイーツ、美しい庭。女性ならきっと憧れてしまうであろう世界を、この映画は存分に見せてくれます。甘いものばかり食べているけどちゃんと歯は磨いているのかなと、いらぬ心配をしてしまいました。

「パンがなければ、ケーキを食べればいいのに。」というお言葉で有名なマリー・アントワネットですが、この映画で描かれている彼女は意地悪そうな印象は全くなく、誰もが共感できる普通の女の子でした。

この映画が真実かどうかはさておいて、彼女に対する印象は大きく変わりました。同じように、本当か嘘かわからない歴史やニュースを真実と思い込んでしまうことは怖いことだなと思いました。

当たり前ですが、自分が信じたものが自分にとっての真実なんですよね。それを相手に押し付けようとした瞬間に争いが起こるのであれば、いっそ真実なんて沢山あってもいいかもしれないと、観た後にボーっと妄想してしまいました。

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