マンション探訪記2

日記

そこは築22年のマンションでしたが、12年前に行ったド級のリフォームと売主さんのセンスで、味わい深く居心地の良さそうな空間になっていました。

ほとんどの壁に、無骨ながらも温かみのある作り付けの収納があり、家具がいらないぐらいでした。既製のものではなく、大工さんの仕事だそうです。そして小学校を思い出すような床や落ち着くサイズのリビング。まさにストライクでした。

早速父親に物件をチェックしてもらいました。新築と比べたらもちろん建物自体は見劣りしますが、リフォームのおかげで防音効果があり、強度的にも問題がないということでした。

とはいえ、いつか来る地震のことを考えるともっと新しい方がいいのかもしれないとあれこれ検討しましたが、そのマンションのことが忘れられず、結局購入することにしました。あっさりとしているようですが、一生の買い物なのでかなり悩みました。親切な仲介業者さん(森田さん)や協力的な売主さんのおかげで先月無事に購入まで辿り着けました。この場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございました。

中古物件を検討している方は耐震基準に注意してください。1981年に新耐震基準というものができて、現在の建物もそれが耐震設計の基準となっています。旧耐震基準の建物は地震に弱いそうです。先日ラジオを聴いていたら「郊外の中古住宅が1000万円代で買えるので、選択肢に入れてみては?」というような話をしていました。古くて風情ある建物は魅力的ですが、しっかり調べてから購入しないと安物買いの銭失いになりかねません。そして新耐震基準だからといって安心するのはまだ早いです。建築の技術は年々進化していますので、古いものは当然、最近のものより弱いです。強度が心配な場合は、専門家に相談してみると良いかもしれません。

それと、中古ですから、購入後もすべてが万全にはいかないということをあらかじめ覚悟しておいてください。我が家の場合も、ガスレンジの火のつきがちょっと悪かったり、ブラインドが一部壊れていたりします。こうしたトラブルも徐々に解決していこうというゆとりも大切です。

そして借金生活も始まります。これは新築でも一緒ですね。

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